工業技術博物館

特別展に合わせて開催された特別講演会で元(公社)砥粒加工学会会長,元ジェイテクト(旧豊田工機)研削盤開発部長 向井 良平 様、元神奈川県産業技術総合研究所 機械金属部長,APTES技術研究所代表 愛 恭輔 様からご講演頂きました。

2024.11.19 イベント

2024年11月14日(木)

講演題目:自動車の性能を革新的に高めた円筒研削盤の開発史
講演者 :元(公社)砥粒加工学会会長,元ジェイテクト(旧豊田工機)研削盤開発部長 向井 良平 様
講演概要:研削盤は,多くの生産現場で高精度かつ高能率な加工を実現し,産業界に多大な貢献を果たしてきた. ここでは,自動車の性能に最も影響を与えるエンジン部品の加工を例に,自動車部品の生産現場に革新をもたらした 研削盤の開発史について,その要素技術,制御技術,加工技術などの切口から紹介させて頂く. また,今後さらに高度なものづくりが要求される中,より付加価値の高い加工を実現する今後の研削盤の姿について考えてみたい。

講演題目:研削砥石の誕生・発展史
講演者 :元神奈川県産業技術総合研究所 機械金属部長,APTES技術研究所代表 愛 恭輔 様
講演概要:研削砥石の活用は紀元前1500年に始まり天然石を円板上に加工して使用したといわれている。その後 天然砥粒を固めた人造砥石の時代を経て19世紀になり、人造砥粒を用いて結合材で固めた人造砥石が作られた。現在ではいろいろと特徴ある砥石が作られており、これら砥石の誕生の背景を見ながら研削砥石の変遷について述べる。

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