2025年度 第30回特別展「英国公共用蒸気鉄道開業200年と日本の鉄道近代化の歴史」・特別講演会のご案内
2025.10.04 ニュース

イギリス製:蒸気機関車2109号

イギリス製:車輪旋盤

1. 特別展 「英国公共用蒸気鉄道開業200年と日本の鉄道近代化の歴史」
会 期:2025年11月3日(月) ~ 2026年3月31(火)(開館時間:9:30~16:30)
※会期終了は「予定」です.
会 場:日本工業大学 工業技術博物館 2F 特別展会場 特別展
入場料:無料
2. 特別講演会 「日本の鉄道を支えた人々と技術」
日 時: 2025年11月6日(木) 13:00~16:30 (受付開始:12:30 から)
会 場: 受付 :日本工業大学 LCセンター ロビー(1F)
特別講演:日本工業大学 LCセンター マルチメディア教室(1F)
懇親会 :日本工業大学 キッチン&カフェトレビ
講演会参加費: 工業技術博物館後援会 会員 / 無料
日本工業大学 学生・職員 / 無料
一般参加 / 1名様3,000円
(参加費は当日受付にてお支払い下さい)
(懇親会は無料でご参加頂けます.)
参加申込み: 添付の申込書に必要事項をご記入の上,E-mail か ファクシミリで,2025年10月31日(金)までにお申し込み下さい.
内 容: 13:00~13:10 特別講演会開催の挨拶
日本工業大学 工業技術博物館後援会 会長 花木 義麿
13:10~13:20 挨拶
日本工業大学 理事長 柳澤 章
13:20~13:30 本企画の開催趣旨と概要紹介
日本工業大学 工業技術博物館 館長 清水 伸二
13:30~14:50 ご講演:「日本の鉄道建設と車輌製造に尽力した鉄道技術者たち」
サレジオ工業高等専門学校 客員教授 元 茨城大学 特任教授
堤 一郎 氏
15:00~16:20 ご講演:「鉄道ゲージの起原
ー 古代遺跡調査から現代の線路幅を考える ー」
元 関西大学 機械工学科 専任講師 元 ブータン王立大学 契約教授
緒方 正則 氏
16:30~18:30 懇親会
特別展について:
1825年9月27日,英国北部の炭鉱地帯に世界初の公共用蒸気鉄道としてストックトン・アンド・ダーリントン鉄道(S&DR)が開業し,蒸気機関車「ロコモーション号」が石炭を積んだ貨車や客車を引いて走行しました。これ以降,蒸気鉄道は英国各地に広がり,産業革命を輸送面から支える大きな原動力になり,欧米諸国もこの蒸気鉄道を導入し工業化を推進しました。本年はこの開業から200年の節目の年にあたります. 当館では,これを記念し,特別展「英国公共用蒸気鉄道開業200年と日本の鉄道近代化の歴史」を開催しております.本特別展では,S&DRの開業に至る社会的背景とともに,鉄道技術史面から注目すべき事柄を,パネル展示しております。今から200年前に思いをはせ,当時と現代とを比較しながら,鉄道が果たしてきた社会的役割と意義を改めて考える機会を提供いたします。 さらに,本特別展を記念して,以下のようにお二人の講演者をお迎えし,特別講演会「日本の鉄道を支えた人々と技術」を開催させて頂きます.講演者である堤 一郎 様は,鉄道技術史のご研究に従事されており,また,緒方正則様は,機械技術史の研究に従事され,車輪間隔と鉄道軌間の歴史的背景にお詳しいことから,両ご講演を通して,日本の鉄道の発展についての理解を深めることができるものと思います. より多くの皆様のご参加を得て,改めて鉄道の歴史を振り返り,その果たした役割の大きさを改めて理解するとともに,今後の鉄道の発展のためには何が必要かについても考える機会にできたらと思います. 皆様のご参加を心より,お待ち申し上げております.