
Lighthouse-related equipment灯台関連機器
展示している灯台関連機器は、海上保安試験研究センターで収集・保存されていたもので、古いものでは明治33(1900)年フランス製の第五等不動レンズや北海道能取岬灯台で使用された大正5(1916)年フランス製の第四等単閃光レンズ、そして、所蔵している灯台関連機器の中で最大の大きさの北海道稲穂岬燈台で使用された昭和26(1951)年の第三等小型単閃光レンズなど回転装置付レンズを含む8台があり、特に長崎県古志岐島灯台で使用された昭和28(1953)年海上保安庁製の第四等六連閃光レンズは分銅巻上装置付で手動で分銅を巻き上げ、分銅の落下するエネルギーでレンズを回転させるもので、ハンドルを回転させることができ、とても貴重な体験ができるものです。また、昭和26(1951)年アメリカ製の日本最初のビーコン灯器(茨城県磯埼灯台)を含む5台の灯器、最初期のLED灯器を含む浮標用灯具や灯ろうやLED灯器などが8台、また、灯台の光源は現在は電球やLEDなどを使用しているが古くは石油やガスによる炎を光源としていた時代の石油灯器が3台、ガス灯器が5台、光源電球見本。そして、昼夜を検出して夜間に点灯をスイッチングするための日光弁は技術的にも大変貴重で3種類(台)あり、それ以外にはレンズ素材や曲げ型、灯台レンズ完成品なども一緒に展示しているので、レンズの加工工程を学ぶのには最適です。これだけの種類が揃っているところは国内でも多くないとのことです。
- 展示番号
- 344-6
- 名称
- 第五等不動レンズ
- 仕様
1900(明治33年) / 設置燈台:調査中/光力(光達距離):調査中/光源:C-1電球(300W)・LC管制機(Ⅰ型)
- 製造者
- Sautter Harle & Cie

- 展示番号
- 344-2
- 名称
- 第四等単閃光レンズ
- 仕様
製造年 1916(大正5年)/ 設置燈台:能取岬燈台(北海道 網走市)/光力(光達距離):3万9千カンデラ (20海里)/光源:高輝度LED(COB100W)
- 製造者
- Barbier Benard & Turenne (フランス)

- 展示番号
- 344-3
- 名称
- 第四等二連閃光レンズ
- 仕様
1950(昭和25年): 設置燈台:陸中尾埼燈台(岩手県 釜石市)/光力(光達距離):22万カンデラ(24.5海里)/光源:A-4電球(750W)
- 製造者
- 協和光機株式会社

- 展示番号
- 344-1
- 名称
- 第三等小型単閃光レンズ
- 仕様
製造年 1951(昭和26年)/設置燈台:稲穂岬燈台(北海道 奥尻島)/光力(光達距離):33万カンデラ (18海里)/光源:A-3電球(1000W)
- 製造者
- 協和光機株式会社

- 展示番号
- 344-9
- 名称
- 36インチ対向型ダブレットレンズ式回転灯器
- 仕様
1951(昭和26年)/ 日本最初のビーコン灯器/設置燈台:磯埼燈台(茨城県 ひたちなか市)/光力(光達距離):100万カンデラ(17海里)/光源:高輝度LED(COB100W)
- 製造者
- Crouse-Hinds Company (アメリカ)

- 展示番号
- 344-4
- 名称
- 第四等六連閃光レンズ
- 仕様
1953(昭和28年)/ 設置燈台:古志岐島燈台(長崎県 佐世保市)/光力(光達距離):15万カンデラ(21.5海里)/光源:D-0電球(50W)
- 製造者
- 海上保安庁灯台部工場

- 展示番号
- 344-14
- 名称
- LB-30形灯器
- 仕様
1957(昭和32年)/ 設置燈台:調査中/ 光力(光達距離):/調査中 /光源:B-3電球(1000W)
- 製造者
- 岳洋燈機株式会社

- 展示番号
- 344-13
- 名称
- LB-40形灯器
- 仕様
1958(昭和33年) / 設置燈台:調査中/ 光力(光達距離):/ 光源:B-4電球(500W)
- 製造者
- 海上保安庁経理補給部工場

- 展示番号
- 344-11
- 名称
- LB-90形灯器
- 仕様
1958(昭和33年) / 設置燈台:広尾燈台(北海道 広尾町)/光力(光達距離):29万カンデラ(17海里)/光源:
- 製造者
- 海上保安庁経理補給部工場

- 展示番号
- 344-10
- 名称
- LB-90形灯器
- 仕様
1963(昭和38年)/ 設置燈台:調査中/光力(光達距離):調査中 /光源:高輝度LED(COB100W)
- 製造者
- 海上保安庁経理補給部工場
