植原鉄工所
この工場は、明治40(1907)年に東京市芝区(現・港区)三田に創業し、65年間にわたって東京の下町にあった典型的な町工場の見本である。創業当時は原動力として瓦斯機関を採用し、大正5(1916)年には電動機に切換えるなど動力源の変遷があった工場である。創業当初は、8尺旋盤と6尺旋盤の2台のみであったが、次々といろいろな工作機械などを増設している。各種機械部品の加工を主として、バイトなどの工具類は、自分で火造り・焼き入れして用いた工場である。復元に際しては、見学者の安全等を考えて、実際の工場より天井を約300mm高くし、若干の工作機械を削減したが、当時の町工場を忠実に稼働可能な状態にしたものである。
- 展示番号
- 50-20
- 名称
- 看板
- 仕様
製造年 c.1910(明治43年頃)/木製/『植原鐵工所』
- 製造者
- (調査中)
- 展示番号
- 50-24
- 名称
- 瓦斯機関使用許可証の写し
- 仕様
- 製造者
- (調査中)
- 展示番号
- 50-23
- 名称
- 建屋
- 仕様
(調査中)
- 製造者
- 複製(本学)
- 展示番号
- 50-3
- 名称
- 普通旋盤
- 仕様
製造年 1907(明治40年)/段車式・切落し形/ベッド上の振り310mm/センタ間距離800mm/(英式・5吋)
- 製造者
- (株)池貝鉄工所
- 展示番号
- 50-1
- 名称
- 普通旋盤
- 仕様
製造年 1912(明治45年)/段車式・切落し形・英式/ベッド上の振り420mm/センタ間距離1150mm/(英式・8吋)
- 製造者
- (株)池貝鉄工所
- 展示番号
- 50-6
- 名称
- 直立ボ-ル盤
- 仕様
製造年 1916(大正5年)/振り520mm/テ-ブル直径450mm/主軸穴のテ-パMTNo.3
- 製造者
- 植原鉄工所
- 展示番号
- 50-10
- 名称
- 卓上ボ-ル盤
- 仕様
製造年 1927(昭和2年)/振り250mm/テ-ブル直径200mm
- 製造者
- (調査中)
- 展示番号
- 50-4
- 名称
- 横フライス盤
- 仕様
製造年 1927(昭和2年)/ひざ形・0番/テ-ブル寸法675×150mm
- 製造者
- (調査中)
- 展示番号
- 50-8
- 名称
- 工具研削盤
- 仕様
製造年 1916(大正5年)/テ-ブル寸法308×306mm/といし直径200mm(2枚)
- 製造者
- (調査中)
- 展示番号
- 50-5
- 名称
- 形削り盤
- 仕様
製造年 1916(大正5年)/クランク形/ラムの行程300mm/テ-ブル寸法305×330mm
- 製造者
- ウメダ鉄工所